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東映太秦映画村(京都市右京区)に、1万点の映画台本をはじめ、関連資料をそろえた「映画図書室」が7月1日にオープンする。
「宮本武蔵」「仁義なき戦い」「極道の妻(おんな)たち」など東映京都撮影所で作られた名作、「ゴジラ」やジブリアニメなど他社作品も含め、半世紀近くかけて収集した貴重な資料を無料で閲覧できる。

 映画村は1975年の開村当初から時代劇の撮影セットを公開するとともに、映画資料の収集に努めてきた。
正門近くの映画文化館には「映画の殿堂」があり、監督やスターゆかりの品々を展示しているが、台本や書籍の大半は、これまで非公開の倉庫にしまっていた。京都大の協力を得て整理を進めた。

「ゴジラ」シリーズ1作目(54年)の台本は、まだ企画段階とみられ、「G作品」という符号が表紙に記されている。宮崎駿監督「天空の城ラピュタ」(86年)は、準備稿の台本がある。
京都新聞
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/290962