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ハリウッド版『ゴジラ』シリーズと『キングコング:髑髏島の巨神』(2016)から繋がる「モンスターバース」最新作、『ゴジラ VS コング(原題:Godzilla vs Kong)』が配信リリースとなる可能性が浮上してきた。米The Hollywood Reporter、Deadlineが報じている。

報道によると、『ゴジラ VS コング』の配給権獲得に名乗りを上げたのはNetflixで、製作を務めたレジェンダリー・ピクチャーズに2億ドルの権利料を支払う方向性で打診。
ところが、ワーナー・ブラザースの親会社である米WarnerMediaが協議を阻止し、自社のストリーミングサービス「HBO Max」での配信に向けた話し合いに入っているという

本作はレジェンダリー・ピクチャーズが予算の75%を、ワーナー・ブラザースが残りの25%を出資しているものの、公開・配信の決定権はワーナー側が保持しており、The Hollywood Reporterは「作品の運命は最高幹部の手にかかっている」と記した。取材に対し、レジェンダリーはコメントを拒否し、ワーナーは「予定通り来年に劇場公開する計画」と応じたという。
コロナ禍を受け、ワーナーは配信リリースにも積極的に取り組んでおり、『ワンダーウーマン 1984』は米国において劇場公開と同日にHBO Maxでの配信が予定されている。ワーナーの「予定通り劇場公開する計画」というコメントが真実であれば、『ゴジラ VS コング』にも同様の可能性が考えられるものの、すべては『ワンダーウーマン 1984』の成績次第と言えるだろう。

なお『ゴジラ VS コング』は、これまでのハリウッド版『ゴジラ』シリーズと同様、日本国内での配給は東宝が担当する。米国・日本双方の展開について、今後の動きを注視したい。
本作の出演者には、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』からミリー・ボビー・ブラウン&カイル・チャンドラー、チャン・ツィイーが続投。
新キャストとして『ターザン:REBORN』(2016)のアレクサンダー・スカルスガルド、『アイアンマン3』(2013)のレベッカ・ホール、『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)のブライアン・タイリー・ヘンリーらが加わり、日本から小栗旬が参戦する。
監督は『サプライズ』(2011)『ザ・ゲスト』(2014)のアダム・ウィンガード。以前、「キングコングとゴジラの対決を観るため、なるべく大きなスクリーンを探しておいて!」と豪語していたが、果たして。