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『ゴジラFW』のモンスターデザインを手がけた寺田克也が担当


日本特撮界の象徴ともいえる“大魔神”が、映画館のスクリーンへ55年ぶりに帰ってくることがわかった。 「妖怪大戦争」は1968年に大映が製作・配給した特撮映画で、2005年には三池監督が神木隆之介主演でリメイクし、興行収入20億円の大ヒットを記録。三池監督が再びメガホンをとる本作では、名子役・寺田心が、伝説の妖怪ハンターの血を継ぐ所沢市の小学生・渡辺ケイを演じる。

狐面の女役の杉咲花、狸の総帥・隠神刑部(いぬがみぎょうぶ)役の大沢たかおをはじめ、猪股怜生、安藤サクラ、大倉孝二、三浦貴大、大島優子、赤楚衛二、SUMIRE、北村一輝、松嶋菜々子、岡村隆史、遠藤憲一、石橋蓮司、大森南朋、柄本明らが顔をそろえている。


“大魔神”は、大映(現:KADOKAWA)が製作・公開した日本映画の特撮時代劇シリーズ3部作「大魔神」「大魔神怒る」「大魔神逆襲」に登場するキャラクターだ。

1966年に公開された「大魔神」では、丹波の国にある魔神の山の阿羅羯磨(あらかつま)という武神像として、領民たちから信仰されていた。普段は穏やかな表情だが、怒りが頂点に達すると憤怒の形相に変化。怒り狂いながら、破壊の限りを尽くす。前身は鎧で覆われ、腰には刀。身長は4.5メートルという設定だ。

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「妖怪大戦争 ガーディアンズ」では、埼玉の将軍塚に眠る古代の巨大な武神として、妖怪獣に対抗するための“最後の切り札”として参戦。古代の妖怪ハンターの血を引く渡辺兄弟(寺田、猪股)の手によってのみ蘇るという、敵か味方かわからない役どころだ。

同作での“大魔神デザイン”は、「ゴジラ FINAL WARS」のモンスターデザイン、「仮面ライダーW」のクリーチャーデザイン、ハリウッド映画「エンジェルウォーズ」のコンセプトデザインを手がけた寺田克也が担当。身長は9.8メートルにスケールアップし、よりたくましいデザインとなっている。

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