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もとの台本から半分くらい変わったと語る小栗旬THE RIVER』より


現在公開中の映画『ゴジラvsコング』のメイキングブック「ゴジラvsコング アート・オブ・アルティメット・バトルロワイヤル」では、小栗旬が演じた芹沢蓮の設定に関する秘話が明かされている。(以降、ネタバレ有り)

 芹沢蓮は、「モンスター・ヴァース」シリーズで渡辺謙が演じてきた芹沢猪四郎博士の息子。父が伝説的なゴジラ研究者だったがために寄せられる期待を十分自覚し、父から学んだタイタンに関する知識と共に、ウォルター・シモンズCEO(デミアン・ビチル)が率いる世界最強のハイテク企業エイペックス社で革新的な次世代技術改革を担っている。

脚本家のエリック・ピアソンによると、初期の案では、蓮が土壇場でシモンズを裏切り、この映画の真の悪玉となっていたのだという。「だが、ストーリーのその時点に達したときには、すでにシモンズと芹沢蓮が造ったものが地球にとって恐ろしい脅威となっていたから、野心と過剰な自信のせいで自分たちが作りだした兵器の制御を失う(という筋書きのほうがしっくりきた)」と現在の形に落ち着いた理由を説明している。

 衣装デザイナーのアン・フォーリーは蓮に「近未来を感じさせるミステリアスな衣装」を着せたかったといい、ファッションブランド、ドージェン(Dzojchen)の服を採用。「黒を多用するのは蓮だけにして、衣装を通して腹黒い内面を表現したわけ。すっきりしたシンプルな衣装を着た彼は、とても冷静で非情に見えるでしょう?」と意図を語っている。
シネマトィデイ
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