2024


 
 モンスター・ヴァース最新作『ゴジラxコング 新たなる帝国』が、アメリカや中国をはじめとする世界各国でヒット中だ。ワーナー・ブラザース&レジェンダリー・ピクチャーズは次回作の計画を明かしていないが、さらなる新作映画が作られる気運も高まってきた。 前作『ゴジラvsコング』(2021)に続いて監督を務めたアダム・ウィンガードは、もしも続編が実現する場合、今度はゴジラにより焦点を当てる意向。米Discussing Filmのインタビューでは、東宝製作『ゴジラVSデストロイア』(1995)を敬愛していることを明かした。

 「僕にとってゴジラ映画のベスト1は『ゴジラVSデストロイア』。なぜなら、『ゴジラ-1.0』(2023)と1954年のオリジナル版を除いて、これほど感情が高ぶるゴジラ映画はないと思うからです。」 『ゴジラ』シリーズの第22作として公開された『ゴジラVSデストロイア』は、平成『VS』シリーズの最終作。「ゴジラ死す」のキャッチコピー通り、核融合による温度の上昇によってゴジラが赤く発光、最後にはメルトダウンによる死を迎えるというストーリーだった。 ウィンガードも「ゴジラジュニアが死に、ゴジラも溶けて死んでしまうエンディングは、とても切なく美しい。初めて見たときは涙が出ました。伊福部昭の壮大なスコアも素晴らしかった」と語る。
https://theriver.jp