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 俳優中尾彬(なかお・あきら)さんが、心不全のため、亡くなったことが22日、分かった。81歳だった。関係者によると、5月に入っても仕事をこなしていたといい、突然の訃報に驚いているという。16日までに亡くなっており、すでに妻池波志乃(69)ら近親者で葬儀も執り行ったという。

中尾さんは1942年(昭17)8月11日、千葉県に生まれた。61年に武蔵野美術大油絵学科入学後、日活の第5期ニューフェイスに合格するも絵画を捨てきれず、翌年大学を中退してパリへ留学。帰国後、劇団「民芸」に入団し、翌年の映画「月曜日のユカ」でデビューした。映画「本陣殺人事件」主演、テレビ朝日系ドラマ「暴れん坊将軍」でブレークし、近年はバラエティー番組に多数出演していた。

 映画では93年に「ゴジラvsメカゴジラ」以降、Gフォース麻生司令官役でゴジラ平成VSシリーズにレギュラー出演し、00年代のシリーズにも3作品出演。北野武監督作品「アウトレイジ ビヨンド」(12年公開)「龍三と七人の子分たち」(15年)にも出演。「龍三と-」では東京スポーツ映画大賞助演男優賞を受賞。近年では映画「ヒロイン失格」(15年公開)に本人役で登場し、話題となった。 他にも、NHK大河ドラマ「義経」「龍馬伝」関西テレビ系「GTO」TBS系「下町ロケット」「夜明けの刑事」テレビ朝日系「ドクターX~外科医・大門未知子~」など数々の話題作に出演し、人気を博した。
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