Simon_Pegg_Comic-Con_2013





 2016年に『スター・トレック BEYOND』のプロモーションで来日した際は、日本行きの飛行機の中で『シン・ゴジラ』を鑑賞していたサイモン。その際に応じたシネマトゥデイの単独インタビューでは、「素晴らしい映画だと思った。日本がゴジラを取り戻したように感じた。彼は比喩的にも精神的にも日本にとってとても重要な存在だ。敬意をもって言っているんだけど、アメリカ版のゴジラ2作(ローランド・エメリッヒ監督版とギャレス・エドワーズ監督版)がどのように“文化の盗用”だったのかということを理解した。彼らはゴジラを“ただのモンスター”にした。街を襲うただの大きなモンスターにね。日本の歴史では彼にはそれ以上の意味があるんだ」と熱心に語るほどである。

 昨年末にも『ゴジラ-1.0』の感想をInstagramのストーリーにアップしていたサイモンは、同作がNetflixで世界配信されたことを受けて「『ゴジラ-1.0』がNetflixで配信されている。未視聴の人は、是非観てくれ。『シン・ゴジラ』以来の最高のゴジラ映画だ」とアピール。戦後を舞台に、人々の潜在意識にある恐怖から誕生したゴジラを描く本作を「真のゴジラ映画だ」と絶賛し、「クソみたいな文化の盗用ではない」と続けた。

 また、その翌日に再びストーリーを更新したサイモンは「きのうの補足になるが、『ゴジラ-1.0』を鑑賞する時は日本語で観てくれ。吹き替え版で観てはいけない。絶対にだ」と日本語での鑑賞を推奨。神木隆之介(敷島浩一役)や浜辺美波(大石典子役)らキャスト陣の演技、そして彼らが話す言葉に注目してほしいと呼びかけている。
シネマトゥデイ
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ゴジラ-1.0
佐々木蔵之介
2024-05-03